2011年7月 8日 (金)

肌色とは何色?

昔日本のクレヨンには、肌色という色が入っていましたが、現在では名前を変えてペールオレンジやうすだいだいという呼び名となっています。
90年代後半に肌色という記述は差別用語になるということで、表記を改めたという歴史があります。
呼び名は変わってもその色で人を描くことが多いのは事実なのですが・・・・

どこの国の子供たちも人間を描くことをしますが、では、どの国の子がどういう色で人の絵を描いているのでしょう。
これはかなり面白い調査になるのではないかと考えます。
アメリカに居りました際、クレヨンでMulticultural Crayonsというものがありまして、人種の坩堝のアメリカらしい商品だなあと感心したものです。
ドイツの文具メーカーLYRA(現在はイタリアのFIRAと統合)からもSKIN TONESというラインナップで様々な肌色がセットになって発売されています。
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アトリエではいろいろな国のクレヨンを使っていますが、基本色に日本で言うところのペールオレンジがはいっていないものが多いのです。
ですからアトリエでそのクレヨンを使うと、ペールオレンジがないから人は描けないとおっしゃるお子さんもいらっしゃって、その都度肌色についてのレクチャーが始まります。(笑)
以前、海水浴の絵を描いたお子さんがいらっしゃいましたが、焦げ茶色やオレンジ色で人を描いているのを見ていましたら、
「日焼けで黒くなったんだよ!黒くなる前はオレンジ色みたいな色になっちゃって体がひりひりしたよ!」
とおしえてくださいました。
その柔軟性は素晴らしいですね。
その絵には、楽しい夏の思い出が肌の色に込められていたように感じました。

日本人もそろそろ肌色にペールオレンジを使うことから卒業していくべきでしょう。

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